「第2次樺太鉄道調査隊」6
2015年6月9日(火)〜6月19日(金) 11日間

Page 10 特別編 Karamatsu
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迷わず渡る未知なる大陸編1
■予想外の林鉄合流線■

ここからは鉄道調査隊というよりも男の意地の張り合いと言った方がいいぐらいの本気モードアドベンチャー
仮にこの区間ツアーがあったとしよう
何が起きても自己責任 仲間の責任も問わないと一筆入れてスタートする
逸脱した日頃の生活感との温度さははじめは感激・興奮となる 進むに連れ
もしかしたらヤバイ?危ない?危険?帰国出来ない?そしてここが人生の終焉地?
青ざめようが、懇願しようが、涙を流そうが、その全ての不安を満たしてくれる

不毛地帯の本当に何もない別世界 あるのは林鉄跡のみである 未知なる世界をご案内します

それとこれもあったけど デカイ!
【2015/6/12】
「念願の渡し船に乗る」

去年はこの渡し舟を見て葛藤すること30分
日本人は乗せてくれるか? 何よりもディスカバリー号の腹がすって乗れない
あの先には伝説の林鉄があるらしい 髪の毛をぐちゃぐちゃに掻き乱しながらの断念だった
事前調査も充分にした この為にラダー(渡り板)も2本買って来た
迷わず乗場に向かう 何か変 この船去年のとは違い俗に言う低床って奴だ
おぅこれならいける!早速料金交渉 それが妥当かどうかはわからないが450ルーブルで決着
日本円にしたら1300円ってとこか 人は無料なのか 車込みなのかは不明
おぉ〜乗れるぜ〜 いつもならえげつない4WDばかり乗ってるがこれなら2台はいける
貸切チャーターだ うれしさと浜風が気持ちいい


   ↑これが去年の船/諦めのタラップ                ↑これが今年の船/タラップの角度が全然違う

↑こんなところからほんとに行っちゃう 切符もない ワイルドだぜ〜

↑うぉ〜最高だぁ〜                           自動でタラップが上がる

↑あっという間の到着 待ちに待った上陸だ!

↑渡し舟帰る また来てね 必ず来てね 絶対来てね お願い!
対岸へは車での自走で行く事は出来ない 北緯50度線近くまで北上 強烈な悪路を300キロ近く走破しても
結局は道がなく対岸へは来れない つまり唯一の足なのだ
そんなところに上陸してしまった


統治時代には「左知」と呼ばれた集落がここ 遥か北知床岬まで日本の地名が延々と存在した
その実態はあまりに複雑怪奇であり 漁船による移動だったと思われるが
敷香地元民間会社によるバス運行がされていたと記録にある 地図にはボンネットバスのイラストもあった
我々が腑抜けなのか?この時代の石炭バスにはかなわないのか いったいどこを走ったというのだ 謎である
↑は超希少な「敷香町役場発行の渡舟回数券」
やっぱり存在した 当時住人はどうしたんだろうとずっと疑問だった
50回券綴りということは相当な頻度 間違いなく住人用だったはずだ 5枚が足らない
つまりその時代に使ったという事だ それから70年以上経過してもその方法は変わっていない


上陸開始はこんな光景からはじまった いきなり濃いな〜

↑下船後、むき出しの電線が垂れ下がる悪路をヨッコラヨッコラと進む
地元でもその詳細が伝説化している林鉄跡に早くも遭遇
詳細地図などある訳がなく辿るが基本である

いい感じだぞ〜 んな訳ない

林鉄の分岐点 妄想タイムでもやる? まぁいっか 港周辺から伸びてきた線路(左カーブ)も
予期しなかった右側からの線路と合流
ヨレヨレの線路と転轍機がポツンだったんだろうな 絵になりすぎる


↑犬釘があちらこちらに                         ↑ここは道路ではなく線路です

↑浸ってばかりはいられない 歩くより遅い速度でガツン・ギィ〜・ガサガサガサ
ここはナローの線路です 軽自動車だから出きる技
ドライバーもし行けなかったらどうします? 行ってから考えよう・・・ 既に3キロは来てる


↑道路もない原野に軽自動車 それに札幌ナンバー おかしいでしょ
戦後日本人の立ち入はなかった出来なかった それより何か変・・・ 築堤が崩れてない!


あ〜ぁ だから行ったじゃないのとドヤ顔ドライバー
ちなみに渡し板は2本あるけど・・・無理無理無理 バックで無理無理無理
てな訳で20回ぐらいの微妙な切変えしで方向転換 両サイドは沼地 軽でよかった
この先に枕木が続くがルートの変更をする これが これが とんでもない事に 果たしてその実態は?
後半に続く
迷わず渡る未知なる大陸編2
【2015/6/12】⇒7Pへ続く

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