【レプリカの見分方】

【愛称板】 近年悪質なレプリカ販売が横行し、折角買ったのにレプリカだったなんて事がよくあります。
北海道内でも、総数の6割はレプリカと言われる程です。
当店としましても、プロショップと名を打っているだけに、その「目きき」は最も重要と考えています。
特に、愛称板は手頃な点から販売しやすく、その数が最も多いものです。
北海道物の愛称板は特に人気があるため、今後もその数は増える傾向にあります。
販売先をどうのこうの言ったところで、これだけの数を出してしまうのですから、作ることを止める事は
まず考えにくく、そこで、購入者側が見分る目を持つ事が大切となってきます。
あまり詳しく書くと、一部の業者が更なる工夫をする可能性がありますので、おおむめ5つにまとめてみました。愛好家のみなさんに少しでもお役に立てばうれしいです。

【5つのポイント】

@盛りのちがい
まずは決定的な所がここです。ツートンの場合、殆どがホーローですので、白い余白の部分から、愛称の文字にかけて右手の親指を強く押しながらスライドしてみます。本物もレプリカも盛り自体はありますが、本物は指先に盛りの引っかかりと厚みを感じる事が出来ます。レプリカは引っかかりつつも、スルーっと行ってしまいます。
これは、何回も何回もやっている内に感じとれるようになります。
レプリカ品は、印刷技術の向上で、薄くても塗印刷が出来るようになったためです。
ぜひ、ご自身のもので試してみてください。

A色のちがい
複数の愛称板をお持ちの場合、並べて見てヨーク見比べてみてください。色の違いに気づくはずです。本物はかなり色が濃くくすみがちです。薄色のものは要注意です。

B文字のにじみのちがい
帯びの所のローマ字の特に立て文字の部分を見て下さい。本物・レプリカともにじみがありますが、本物の方が、にじみが顕著で、レプリカはそれを真似てはいるものの、印刷技術が良くなりすぎて、その昔の表現にてこずっています。

C鉄板の厚みのちがい
両手で、愛称板の両縁を持って、互い違いにひねってみて下さい。ボコボコという感じが手に伝わる物は間違い無くレプリカです。
これは、レプリカ品を安く仕上げるために、取手の張を薄くしたのが、理由です。99%間違いありません。

D持ちのちがい
通常の2色板の場合、持の○は一定ですが、盛りの高さがわかりやすく、薄いものは一応気をつけたが方が良いです。但、廃止直前の薄物もありましたので、必ずしも絶対ではありません。
その他、時代が古くなるにつれ、○は大きくなっていきます。また、旭鉄のように独自の路線で作ってきたところもありますので、時代背景を良く理解する必要があります。

※その他受持ち区の特徴とちがい
一番のはっきりしている管区は、帯広区で取手の部分の塗装が剥がれているものが、殆どです。
厳しい寒さの中凍ってしまって、愛称板が抜けなくなるため、区員によって故意に曲げられ、その際剥がれた跡です。
急行狩勝などは特にその対象です。調べてみてはどうですか。

※どこまでどのくらい作ったの?

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